そしてふたりでワルツを オリジナル小説/漫画/イラスト等を置いています。
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マリクが本編でカミィに抱く感情について



マリクがカミィに抱いてる感情は「庇護欲」であり、恋愛感情ではありません。

二二話から引用します。

>「好きだっつっても、別にあいつを嫁にしたいとかそういうんじゃねーんだ。俺に妹がいたらあんな感じかなって」

つまり、異性としてではなく、どちらかというと親身な感じであると示唆しています。
兄妹の関係で恋愛対象として見ることは、基本的には無いことです。(ごく一部では有りますが)

>はじめてあいつと出会ったとき、俺は孤独だった。スラムじゃ裏切られてばっかだったから。たまたま出会ったあいつが向けてきた純粋な信頼が、俺は嫌いじゃなかった
とあるとおり、「裏切られてばかりだった」彼が、「打算なく純粋に寄せられた信頼」に、何か思うことがあったのだと思います。
そうして「なんだか気になる」うちに、

>「俺はもしかしたら、自分が歩めなかった幸せな人生ってやつを、勝手にあいつに重ねてるのかもしれない。周りに大事にされてきたあいつを心のどこかでうらやましいと思って、自分を重ねて、その幻想を守ろうとしているのかもしれない」

心理学で言う「防衛機制」というものらしいです。 つまり、カミィを幸せにすることによって、自分が幸せになったかのような感覚を得ようと【無意識で】しているのです。



作中作「ももいろのまると〜」の絵本を二回に分けた意味



ももいろのまるとすばやいはりねずみ の内容を二つに分けて差し込んだのは、
トーマスの生い立ちを聞いてカミィが決意を固める心理の理由付けでもあるけど、
もう一つ理由がある。

カミィは、自分が「ももいろのまる」になろうとしたわけだけど、
トーマスにとってはすでにゲツエイというももいろのまるが存在していたのだ。
というある種の皮肉も込められている。



第二五話   ☆そしてふたりでワルツを




ジュンイチはカミィによって大きく人生観を変えられた。

でも「心を動かされた」というのは彼女の意識が無い間の独白でしか語られて無くて、
彼女はそれを知らないまま。

はっきり覚醒して第一声が「トーマス様は……?」という部分。

"たったひとりの人の心を動かすこともできなかった。"
と悔やんでいる彼女の目の前に、まさに、心が動かされた人がいる。
皮肉である。

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